こころのくすり箱 逆視道

逆視道協会講師のブログです

友から学んだこと

逆視道認定講師の志賀美絵です。

 

大切な友を見送って

気がつけば1年という年月がたっていて

久しぶりに会いにってきました。

 

闘病のすえに完治したと

思われた癌が

5年の年月を経て再発し

あっという間に旅立った友。

 

初めて発病した時にもそばにいたので

仏教について

心について

機会があれば話したりしていました。

 

だからこそ

何かあった時は

相談してくれたり

私だったらどう考える?

と聞かれたりすることもありました。

 

しかし再発後は

あまりに早い身体の変化に

心がついていかず

コロナの名残で

入院すれば家族といえど

1日に1人だけ15分のみの面会…

 

メッセージや電話で

話をきいたりしていましたが

心がおれていくのがわかりました。

 

最後のメッセージのやりとりが

「しんどいしんどい」

というものだったので

私の心に杭のように残っていました。

 

頼ってもらったのに

自分にできることが

あまりにもなかったのではないかと…。

 

反対に友にはこの時間で

たくさんの気づきをもらいました。

 

自分の中の慢心や

学びのたりなさ

仏教を学びながらも時間の大切さを

自分事にしきれていなかったこと

 

この1年は

その気づきを心に過ごしたと思います。

少しは供養できたのかなと

また油断するとすぐに慢心がでてきますが

 

瀧本先生から教えていただいた

供養とはその人が命をかけて

教えてくれた学びを

自分の人生にとりいれて供に

歩んでいくこと。

 

そのことを忘れずに

これからも供養を続けたいと思います。