こころのくすり箱 逆視道

逆視道協会講師のブログです

幼少期の心の傷

逆視道本部講師 渋谷規子です。

 

映画『かくしごと』を観てきました。

 

泣きました。

 

誰もが愛されたいだけなのに

幸せになりたいだけなのに

 

認知症の父親

息子を亡くしたその娘

虐待される子ども

虐待する父親

それを止めることのできない母親

 

それぞれの心の傷

 

それは幼少期の傷

自分ではなかなか気づけない心の傷

その傷を愛される証と思ってしまう

大人になっても手放せない心の傷

 

 

どの登場人物からこの世界を見るのか

それによって変わる世界の色

 

私は母として息子に正しい愛を

与えられていたのだろうか

愛に正しいはあるのだろうか

 

そんなことを考えながら観ていました。

 

きっと誰もがその時は必死だった

愛そうとしていた

そして、愛されたかった

 

身近な人だからこそ感じる

怒りに似た思い

 

身近な人とは心の奥では

自分が生きていくうえで

大切な人だと思っている人

 

そしてその人への怒りは

本当は怒りではなく恐れである

 

仏教(逆視道)ではそう学びます。

 

そのことを知り

怒りに身を任すのではなく

静かにその恐れ、不安を伝える

 

そうすることで

次の世界は変わってくる

穏やかな時間が流れる世界となる。

 

親子関係、介護、ネグレスト

母子家庭・・・

 

世の中にはこれらのことで

苦しんでいる人がたくさんいる

 

だからこそ一人でも多くの方に

逆視道を知ってもらいたい。

 

心の深――いカラクリを知れば

知って実践すれば

必ず心が穏やかになれるから

これは私が実証済

 

すべてが幸せであってほしい

映画を観終わって

心からそう思いました。