こころのくすり箱 逆視道

逆視道協会講師のブログです

自然から学ぶ =少欲知足=

逆視道認定講師 渋谷規子です

 

数年ぶりの京都の紅葉狩り

その日はお天気もよく空にはうろこ雲

 

周りの木々は色とりどりに色づいて

黄色から赤への自然なグラデーションに

見惚れる贅沢な時間

 

普段生活している中では出会えない色たち

100色の色鉛筆の中にもない色がいっぱい

 

そしてそれを誇ることなく

その場所でただ佇む木々

 

多くの観光客たちが

深紅に染まった紅葉を見つけては

そこでシャッターを切る

 

でも他の木々たちは

その木を羨んだりはしない

 

ただ自分のいる場所で

生きている

 

紅葉の赤やオレンジから

パワーや温かさ

 

大きな木や苔からは

安心感や癒し

 

自然から多くのエネルギーを

もらい学ぶこともいっぱい

 

そして思う

 

私たちは求めすぎている

目の前にあるモノで満足していない

 

人間は自然から生まれてきたのに

なぜだろう。

 

お釈迦様の教えに

 

=少欲知足=

(しょうよくちそく)

 

 

という言葉がある。

 

これは

 

欲を少なく保って

今与えられているモノで

充分に満ち足りていることを知る

 

ということ

 

自然は当たり前にできていることが

私たちはなかなかできない

 

人間だけが持つ煩悩=欲

 

足るを知る

 

持っているのに

また欲しいと思ってしまう服

 

他人への評価を見て

羨ましいと思う心…

 

 

自然はそんなことは思わない

 

隣の木ばかりが写真を撮られているから

といって横の木は嫉妬したりしない

 

紅葉ばかりを見ていることに

松の木は怒ったりしない

 

自然から学ぶことは多い

 

今を生きる

今あることに感謝をする

 

ということ

 

お寺で多く見た合掌する姿

 

合掌という姿は、

もうこれ以上は一切何も求めません

という、欲を手放した尊い姿

 

 

ありがとうの時に手をあわせるのも

これ以上のことは望みませんという

相手の施しに対する無上の感謝

 

 

これらのことを教えてくれる

自然という偉大なる師匠

 

今日もこの教えを胸に

感謝を忘れずに

丁寧に丁寧に生きていこう

 

#逆視道
#少欲知足
#合掌