こころのくすり箱 逆視道

逆視道協会講師のブログです

心のお守りになる話

 

逆視道本部講師 三井年美です。

 

 

ある僧侶が修行を終え旅立つ

弟子に向けて言った言葉です。

 

 

竹葉々起清風
たけようようとせいふうをおこす

 

 

・・・
君のために竹の葉が風をおこして
いるよ。
・・・ 

 

風が竹を揺らすのではなく
竹が自ら揺れて清風をおこして
いると言う意味。
 
 

旅立つ大切な弟子との別れの時 

 

「竹さえも、君たちを応援してい
る。全てのものがあなたを応援
しているから」という師匠から
弟子へ思いのこもった言葉。


安全に行け、しっかり頑張れ
迷わず進め、別れの寂しさ
そして、ありがとう。  

 

という言葉では伝えきれない
思いが含まれています。

 


もう二度と会えない弟子との
別れの瞬間に号泣されながら
言われたそう。
  

 

こんなに辛く悲しいと思えるの
はそれだけ充実した時間を一緒
に過ごしたから。

 


この話で何を伝えられている
のかというと


身をさかれるような別れを体験
できる生き方をしなさい。
 

ということ。

 


出会ったら必ず別れはくる。

悲しい、辛い別れを体験すると
いうことは一緒に素晴らしい
時間を過ごせた証拠。  


別れにフォーカスするのではなく

辛いと感じるほど一緒に過ごせた
時間の素晴らしさがあったことを
知る。


・・・

 


別れが辛いと感じるほど

 

素敵な人と出会い
素敵な時間過ごし
素敵な人間関係が築け
素敵な人生を送れている。


胸をえぐらるような別れのその
奥にはこんなにもの宝物がある。

 

 

一期一会。
今、出会っている人と
これが最後かもしれないという
思いで同じ時間を過ごしていき
たいですね。