こころのくすり箱 逆視道

逆視道協会講師のブログです

どこから見るかで捉え方がかわる

逆視道認定講師のshiga yoshieです。

 

先日、映画を見に行って

ふと私は大丈夫だろうか

というような不安に襲われました。

 

 

「怪物」というタイトルの映画が

世間で噂になっていたので

ひとりで見に行ったのですが

 

 

途中から怖いなぁ

という感情がでてきました。

 

何が怖いのかというと

自分の心が…

 

好ましくない出来事や

自分の理解ができない出来事に

自分が出会ったときに

その出来事のある一面だけを見て

結果を判断してしまっている

のではないかと。

 

そう思いそれがとても

恐ろしいことだと感じたのです。

 

ネタバレになるので

内容はさけますが

とてもいろいろな角度から

登場人物の心を描いていると

感じました。

 

外から見て周りが思っていることだったり

本人の捉え方だったり

 

同じ出来事でも

見る側の心の在り方で

受け取り方も

捉え方もかわってしまう。

 

なにが真実で

なにがウソかさえ

わからなくなる。

 

いえ

各々にとっては

全て真実で

ウソはなにもないのかもしれない。

 

 

 

見終わった後に

私はきちんと

相手を見れているだろうか

私の偏った価値観で

ゆがませているのでは

ないだろうか。

 

 

東洋思想を学びだし

気を付けているつもりではいたけど

自分の心はフラットで

在るだろうかと思いました。

 

生きていれば

日々いろいろなことがおこり

心も常に動くもの

 

だからこそ

自分の心をしっかり観察して

知らないうちに

誰かを傷つけるような

言葉や行動をとらないよう

自分の心に振り回されないよう

飼いならしておこうと

改めて思いました。

 

 

見た人の心の状況で

まったく違う感想がきけそうな映画です。