こころのくすり箱 逆視道

逆視道協会講師のブログです

相手の気持ちをわかってあげる

逆視道本部講師 三井年美です。

 

 

人の話しを聞いてる時
ついつい色々言いたくなります。

 

慢心が顔をだす。

何かいってあげないと・・
教えてあげないと・・
という心がでてきます。
 

「聞く」ことより「言う」
ことに気持ちがいってしまう。

 


仏教に啐琢同時という言葉が
あって


雛がたまごから生まれる時
殻の中からコンコンと突く
これが啐。 

 

それを手助けするために
親鳥も外から突いてあげる
これが琢。 

 

啐と琢が同時であることによって
卵が割れ雛が生まれます。


これと同じで何かを言ってあげる
タイミングとは相手が求めてる時
です。
相手が殻を破ろうとしていない
のにこちらから突ついても殻は
敗れないから。


相手から「どう思う?」
「相談にのってほしい」と


相手が求めてはじめて
自分の意見を伝えると
相手の中に入っていきます。

 

それまでは寄り添ってあげる
だけでいいんですよね。

 

はじめはただただ共感して
あげればいいだけです。


話の内容に同意するというより
その人が感じた感情に寄り添う
ってあげる。


わかるわかる。
辛かったね。 

 

わかるわかる。
嫌だよね。 

 

わかるわかる。
腹立つよね。


これだけで気持ちが楽になる
ことも沢山あります。

 

話しを聞く時はまず相手が感じた
感情に寄り添うことを忘れない
ようにしたいですね。