こころのくすり箱 逆視道

逆視道協会講師のブログです

『傾聴』の深~い意味

逆視道認定講師の渋谷規子です。

 

朝晩ひんやりとしてすっかり秋ですね

季節の変わり目は心が不安定になる時。

 

人から相談をされることも多い時期。

そこで大切なのが、

 

傾聴

 

傾聴とは

相手のいうことを否定せず耳も心も傾けて

ただただ話を聴くこと

 

しかし相談されたのだから聴くだけではなく

何かアドバイスをと思い失敗しがち

 

相談者は

アドバイスが聞きたいわけではなく

自分で気づきたい。

説得ではなく納得したいもの。

 

だから

相手が自分で答えを見つけられるよう

話がずれないように質問をする

 

相手に気づいてもらう質問をする。

 

傾聴にはこんな深い意味があったんです。

 

先日リーダー会議で

ファシリテーターをしていた時に

一人暴走気味に話し続ける人がいて

今までなら途中で口をはさみたくなるところを

グッと我慢して最後まで聞いたあとに

 

「今のお話で一番伝えたい部分はどこですか」

と質問をすると

ポイントを言われ、そこから議論が進みました。

 

これは日ごろの家庭や職場での会話でも

大切なこと。

 

例えば、こんなご相談の場合

 

「ずっと在宅勤務で

心だけじゃなくて体もしんどくなってきた」

 

何が原因なんでしょうね?

相談者 「運動不足かも」

 

じゃあどうすればいいと思いますか?

相談者 「運動すればいいんですけど」

 

ここで、こんな運動もありますね

と提案すると相談者は納得される。

 

ご本人に気づいてもらえる質問=傾聴

 

ぜひ使ってみてくださいね。